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アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしてきた勝手気ままな女が、陸マイラーという概念に出会った物語(現在進行中)。旅の話や旅で撮った写真もはさみつつ。

女子大生6人でヨーロッパに卒業旅行に行って起きたことをアラフォーになって振り返ってみる。【前編】

この卒業旅行は、

大げさに言うと、

私を一人旅の魅力に気づかせてくれたものであり、自分の生き方を方向付けたターニングポイントにもなった話です。

軽めに言うと、

よくある女子のイザコザと自分の立ち振る舞い方からの自己覚知の話です。

 

卒業旅行シーズンに思い出したので記してみました。

 

初のヨーロッパ。微妙な卒業旅行の始まり…

私の初ヨーロッパは大学の卒業旅行でした。

女子6人でヨーロッパを14日間で周遊するツアーです。私は大学院の入試があったので(一年で中退してますが)、旅の手配の全てを当時の友人に任せていました。 大学時代はバイトとライブに明け暮れていたので、旅はほとんどしてません。バックパッカー前夜です。今思えば大学時代にもっと行っておいたらよかったと思うのですが、当時は興味の中心が旅ではなかったのでした。

卒業旅行に一緒に行くメンバーのうち数名は、ヨーロッパに短期留学の経験もあり、色々詳しかったのでその子らに任せ、最終的に、パリ、ロンドン、ローマなど観光スポットメジャーどころを次々回るツアーとなりました。15万円くらいだったような。奨学金をもらってバイトもしている苦学生の私にとっては大金で、お金の工面に苦労しました。バイトのシフトを地獄のように入れたり、親に頭を下げて少し借りて何とか参加できたのですが、他の5人は結構裕福な家の方々だったので、余裕な感じで、「旅行に20万円持っていくー」「親のカード持っていくー」とか言ってました。

色々と疲れる旅の始まりでした。

マイルじゃなく、お疲れポイント貯まりました!

【その1】

まず、花のヨーロッパ。

行く先々でハイブランドの店に入ります。私はヴィトンやプラダなどに全く興味も欲もない人間でしたので(今も)、退屈この上ない。だけど、「気ぃ使いー」なのでニコニコ付き合います。

「いいんちゃう?」

「へぇー日本よりそんなに安いんや!お得やな。」

「へぇー、日本に無いタイプなんや!」

という相槌はパーフェクトに行なっていました。

私なりに、集団行動をすると自分で決めたなら大多数の意思のもと、行動するべきだと覚悟してたので仕方ないと思ってました。

ツアーを全てお任せで決めてもらうのを認めたのは私、

一緒に行くと決めたのは私、

一緒にいて楽しい時間はたくさん持てている、

たった一部の時間を我慢するなんてことはたやすい。

そう固く思い(思うようにして)過ごしていました。

【その2】

旅行中、1日の終わりに、毎日、公衆電話を探す時間がありました。ガラケー(もしくはPHS)時代で(若い方はPHSご存知かしら?ちなみにポケベル時代は大学の前半ですから)、ガイドブックの後ろの方のページの国際電話のかけ方を熟読して、交代で日本に電話をかけるという時間です。

私以外の5人は彼氏や親に毎日電話。

「別に刑務所に入ったわけじゃなし…」と呆れていましたが皆さんお嬢さんなので私とは違うし仕方ないとやり過ごしてました。「会いたいよー」とか泣いてる子もいたのを、冷たい目線も送らず、「なら帰れよ」とも口にせず、無の表情でやり過ごす私でした。

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【その3】

1人が体調不良になります。まあ14日間女が6人いれば、月のものもありますし、そういうこともあります。ホテルに1人で休んでれば?と思いましたが、「1人じゃ心細い」と言うので、心優しきもう1人が付き添って2人がホテルで留守番をし、4人が外出という別行動となりました。

 

さあ、何が起こるでしょう?

これは女子にはある程度予想がつくのでは?

 

6人くらいのグループが2つのグループに分かれると、必ずネガティヴな集団力動が起こります。

まず、チーム構成は

4人チームは、短期留学経験のある2人と旅行を手配してくれた1人と私。
2人チームは、遠慮がち風に自己主張する子と某宗教に入っているややクセのある子。
(パワーバランス的に、分かれるべくして分かれるメンバーにも思えます。)

つまり、どちらかがどちらかへの不満を口にし始めます。(どちらも、かも知れません。)

この場合、4人チーム側で出てきた数々のグチ。

「あの子のワガママに付き合いたくない。」

「なんでいつもお風呂一番を譲らなあかんの?」

「洗面台、占領してる時間長くない?」

「普通、みんなに合わせるやろ?」

「1人で行動できないなら、文句を言わずに集団行動するべきじゃない?」

「前からあの子とは合わなかった。」

「せっかくイタリアきてるのになんで和食、食べたいとか言うの?」

「何であんな態度なん?」

「ゴルチェなんか誰も行きたくないし」

「あの子の彼氏って微妙じゃない?」(もはや旅と無関係の個人攻撃)

 

始まりました、女子の得意なやつ。

名付けて、「ここぞとばかりにタイム」

その名の通り、ここぞとばかりに溜まってたグチが溢れ出します。

私は、そのグチの視点からその人のクセが見えるのを心の中で楽しみます。

食に引っかかるんやーとか、

自分もたいがい洗面台占領してるやんとか、

プラダもゴルチェも私はキョーミないけどねと思いつつそこは口に出さない自分のずるさとか。

卒業旅行もまだ5日くらい残っているのに、雲行きが後半になって怪しくなってきました。

さあ、どうなる?そして私はどうする?

 

続く

 

当時の写真を貼りたかったけど、写ルンです(バカチョンカメラ)だったので断念します。