アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【ミャンマーのバガン旅①】遺跡をE-BIKE(井戸田号)で駆け抜けて、気づいたら軽トラの荷台。壊れかけのバガン

朝日おすすめスポットの回(旅先で朝日を見ること。私にとって特別なサンライズスポット10選)で、バガンの朝日のシチュエーションが一番すごかったことを改めて思い出しました。

まるで古代にタイムスリップして冒険しているような気分になったバガンでの日々を書いてみます。

 

世界三大仏教遺跡への興味

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ミャンマーのバガンに行きたい!と思ったのは、どこかの誰かのサイトでバガンの写真を目にしたからです。

アンコールワットにも行ったし、インドのブッダの生誕の地とか悟りを開いた地とかも行ったし、何となく、他に仏教の聖地的な場所ってないかなと思って調べたのがきっかけ。

まあ、外国人に宗教を聞かれた時だけ「I’m ブッディスト」面する私なので、何となく仏教の聖地は意識するようにしています。(宗教ってそういうもんでもないけど。)

世界三大仏教遺跡の1つ、ミャンマーのバガンの写真を見て、

「めっちゃ秘境感あるやん!!」

としびれてから、エアアジアでヤンゴン行きの航空券をポチッとクリックしてGETしたのはもう秒殺でした。 それからは、秘境感漂う画像はあまり見ないように努めました。現地で絶対感動するはず!と思い、バガンにほとんどノー知識で乗り込みました。

ちなみに、世界三大仏教遺跡はカンボジアのアンコール遺跡群、インドネシアのボロブドゥール遺跡、ミャンマーのバガン遺跡群です。

バガンへの飛行機は何があっても窓際を!

ミャンマーの首都、ヤンゴンからはLCCのゴールデンミャンマー航空で飛ぶことにしました。往復で6000円くらいだったはず。

ヤンゴン空港からなかなか離陸準備が整いません。1時間経っても、全く音沙汰ないままいつまでも乗り込んでいい状態にならないので、イライラしていましたが、誰も文句を言う気配がなく、何でやろなーと不思議でした。

暴動が起きてもええんちゃう?と思っていましたが、1時間半後くらいに突然招集がかかり、急いで機内へ。平和な理由が分かりました。

乗客が15人いるかいないかくらい。

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そりゃ、暴動も起きへんわな、と思い、自由席かのごとく、適当に着席。座席は選びたい放題です。窓際に座り、のんびり30分ほど飛んでると、窓から広大な大地が!

整理されていない手つかずのままの土地と緑の植え木みたいな木の隙間に、恐ろしい数の遺跡群が!

360度、遺跡!

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あの独特な仏教遺跡のピョコッととんがった遺跡の先っちょが所々に散らばっています。

「嘘やん!」と窓にペタッと目玉ごと張り付きました。

こんなに広い範囲で遺跡が転がってるとは!

上陸する前から「バガン遺跡をなめんなよ」感が凄かったです。遺跡の数は3000とか4000とか言われています。アバウトな所に秘境感が漂います。

空路でバガン入りする人は、窓際を必ず陣取ることをおすすめします。

バガンの観光はE-BIKEがおすすめ

ニャウンウー空港という猫っぽい名前の空港に着いて、まず空港のフリーマップをGET。

これをもとに遺跡探検や!

と意気込み、新市街地の安宿街の適当な宿、ゴールデンミャンマーゲストハウスにチェックインしました。荷物を置いて、さてどうしよかな…。得意のレンタサイクルでチャリこぎ探検でもするか!と思い、宿のお兄さんに聞いてみたところ、

「E-BIKEに乗るべき!」

との返答。

E-BIKEというのは、充電式の電動自転車風バイク。ややこしい。ほぼスクーターですが、お飾りのペダルをつけることで、構造上、「自転車」という括りになって、ノーヘル・無免許で誰にでもレンタルさせて稼ごうという代物のように思います。まあ、スクーターです。 自転車という扱いなので免許証提示無しでレンタル。簡単に乗り方を習って、

バッテリーが無くなると動かなくなるから、無くなる前に戻ってくること、

もしも途中でバッテリーが0になって動かなくなったら宿に電話くれたら迎えに行くよ、

という忠告を聞いてレッツゴー!

ちゃんとバッテリーは満タンやし、スイスイ走るし、自転車と違って漕がなくていいのは楽ちん。とりあえず、新市街地から旧市街地までドライブ開始。気分は最高です。

ちなみにレンタルしたイーバイクはこちら↓

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アメトーーク!の「バイク芸人」でスピードワゴンの井戸田が紹介していた自分のバイクに雰囲気が似ている…。カイヤモデルと馬鹿にされた派手なやつに。なので、私のバガンでの相棒を「井戸田号」と名付けることにしました。

遺跡ありすぎて地図見るのをやめる

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井戸田に乗って風を感じて走っていましたが、そこら中に遺跡。最初は大きめの遺跡を見て、これは何だ??と地図で照らし合わせて、

「あぁこれがシュエジゴン・パゴダかー」とかやっていたんですが、

遺跡がとにかく多すぎる。

そして、よく分からなすぎる。

名前が難しすぎる。

というわけで、土地勘を掴むまでは地図を見ずに井戸田と彷徨うことにしました。彷徨いながら、牛や羊に出会い、馬車も現れて、なんか、ドラクエみたい。ドラクエやったことないけど(マリオ派でしたもんで)。いや、タイムスリップして迷い込んだみたい。脳内BGMはインディージョーンズ。

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井戸田に乗って、風を切る時間が楽しすぎる。 井戸田で何時間も走り回っていたら、ぼちぼち日没の時間が迫っていました。その辺の人に聞いた情報によると、遠くに見えるシュエサンドーパゴダ(パゴダとは仏塔のこと)がどうやら日の出、日の入スポットらしいので向かってみようと思いました。

どうした井戸田?!緊急事態!

すると、スーーン…と井戸田が元気が無くなってしまいました。見ると、バッテリーの残量を指す針が壊れているようでずっと満タンのまま。

ええー?!バッテリー切れ?

慌てて、いったんキーをオフにして、回しなおそうとすると、鍵を回す部分がごっそりと根こそぎ取れました。

どういうことかと言うと、井戸田の鍵と、鍵穴周辺の部品ごとがごっそりと井戸田から取れてしまったのです…。重要っぽい線がぶらーんと2本くらい繋がっていましたが。

これは恐ろしい事態です。

しかも、周りは何もない大地。

道路かどうかすら怪しい。

地図を頼りにせずに走り回っていたので、さっぱり分からず、本当にただ迷い込んだようでした。 

聞いた電話番号にかけてみたものの、繋がらない…。私は、本当に海外で現地の電話番号に電話をちゃんとかけれたことがありません。かけ方がよく分からないんです。昔は、地球の歩き方に書いてる通りに、頭に何かしらの番号を足したりして公衆電話でかけれたのですが、スマホになってからは逆にどうかけたらいいのか分からず失敗続き。あぁ、電話のかけ方をちゃんと調べておけば良かった…と後悔。

そうだ、これは自転車やった!と思い、ペダルを漕いでみるものの、ペダルがただのお飾りでペダルの役割を果たしていないことも判明。

ただの重い塊になってしまった井戸田。 しばらく誰か通るまで、その場で待機することにしました。

「シュエサンドーパゴダがあそこに見えるから、ここはこの辺かな?」
「太陽の位置があっちだから…」とか今更地図を見ても意味不明。
暗くなったらマズイな…と少しずつ焦りの汗も滲んできました。しばらくしょんぼり座り込んでいると、現地のおじさんが軽トラで通りかかりました。
「ヘルプミーー!!プリーズ!」
軽トラを止めて近づいてくれました。
ふー、助かった。 結局、おじさんがゲストハウスに電話をしてくれ、オールドバガンの入り口まで迎えに来てくれることになり、おじさんが井戸田ごと軽トラの荷台に乗せて、ドナドナ状態でそこまで運んでくれました。
良かったー。
気づいたら太陽は沈んでいました。
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鍵の部分を根こそぎ引っ張りとった井戸田を見て宿のお兄さんも苦笑。いや、苦笑いしたいのはこっちやで! バッテリーの部分が壊れていたことも伝え、次はちゃんとしたやつを貸して!と念押し。 半日付き合った井戸田に別れを告げました。

そして翌朝。

ちゃんとしたやつを!というリクエストで、貸してくれたバイクもなぜか再び井戸田カラー。
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イーバイクの大半が黒とか青とかやのになーと思いつつ、井戸田2号と次の日もその次の日もバガンを飽きもせず走り回りました。

バガン遺跡は世界遺産になれない?

ちなみに井戸田を貸してくれたゴールデンミャンマーゲストハウスの部屋の鍵も、鍵の部分ごとごっそりととれて、ドアノブがただの穴になる事件勃発。
ビックリして、部屋を交換してもらった部屋でシャワーを浴びたら、シャワーのヘッドも取れるという事態が続けざまに勃発。
 
バガンは、全力で、私の手にするものをことごとく破壊していく。
形あるものを疑ってかかりなさいと言うことかしら?
遺跡ってそういう力があるんかな?
形を残すって大変やねんで…とでも言いたいのかな?
 
バガンは、素晴らしい場所なのに世界遺産に認定されていません。
理由は、現地の人が、勝手に遺跡群に変なタワーを建てたり(本当に遺跡の中に突然展望タワーがニョキッと立ってて違和感しかない)、遺跡を勝手に適当な修理をしたり、増やしたり、壁画とかを塗り潰したりしているかららしいです。
原型を大切に維持する姿勢に欠けると判断されているようです。
たしかに、
仏像の周りにクリスマスのような電飾で飾りをつけてみたり、明らかにこの床は新しいよな?というところが遺跡内にあったりしていました。
長く軍事政権下にあったミャンマーの歴史から考えると、遺跡修復の技術を外から学んで取り入れてこずに、この村の人々が独自にやってきたのかも知れません。
遺跡として勝手にユネスコが、バガンに世界的価値をつけたいんだろうけど、村の人にとっては、遺跡ではなく、寺院だったり仏塔であり、祈りの場で日常の場所。
そりゃ、壊れたらその辺に住んでるおじさんが直すってこともあったのかもしれません。イーバイクを直すような感覚で。
お祈りの時に暗いと不便やから仏さんに電気つけよか、とクリスマスの飾りをつけたのかもしれません。
シャワーヘッドを適当にくっつけて直している宿のお兄さんの姿を見て、そんな事をぼんやり考えました。
観光者目線としては、
世界遺産にならず、バガンの町があまり派手にならずにいてほしいけど、遺跡としては、大切に維持していってほしいし、イーバイクや宿の設備はもう少し整備されてもいいかなーなんて思ったり。あ、でも、ミャンマーの人たちがみんな親切に助けてくれたからいいか。わがままな旅人です。
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バガンへの行き方やミャンマー情報に続く

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