アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【EU旅8日目】スペインからモロッコへジブラルタル海峡を渡り国境越えする3つのルート【1日でスペイン・マラガからモロッコ・シャウエンまで駆け抜けた話】

こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
EU旅、しんどい前半7日間が終わり、いよいよアフリカ大陸、モロッコ編です。
念願のアルハンブラ宮殿に無事入れたので、次はモロッコ入りです。

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今回の旅でどうしてもしたいことのもう1つは、スペインを南下して、ジブラルタル海峡を船で渡り、アフリカ大陸に上陸することでした。
「難易度が高い」と言われていて、以前のモロッコ旅では省いてしまった行程です。
やり残した宿題、それを今回、1日でやっつけちゃいましたので、国境をいかにして華麗にスルーしたかをご報告します。
最初に言っとくと、そんなに難易度は高くなかったです。
行こうかな?やめとこうかな?と思っている旅人のみなさん、良かったら参考にしてみてください。

 

スペインから海を渡って国境を越えてモロッコ に入る3つのルート

グラナダでアルハンブラ宮殿という今回の目玉1つめを無事終えた私は、アフリカ大陸へ渡るべく、1人作戦会議。

ここに調べたことを整理しておきます。
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まず、代表的なルートとして3つあります。

①アルヘシラス→タリファ→船で国境越え→タンジェ
②アルヘシラス→船で国境越え→タンジェMED→タンジェ
③アルヘシラス→船→セウタ→歩いて国境越え→テトゥアン

 

①アルヘシラス→タリファ→タンジェルート

スペイン側で陸路移動し、船内で入国審査。そして直接タンジェに到着するルート。
アルヘシラスのフェリーターミナルで「Tangier villa」行きのフェリーのチケットを買って、フェリーターミナルから無料バスでタリファまで乗せてもらい、フェリーはタリファから乗る。アルヘシラスからタリファまではバスで30分弱(20km)
フェリー会社はFRSかインターシッピングという会社。


片道40ユーロ弱位で、乗船時間は1.5時間。
タンジェの旧市街地近くの港に着くので、モロッコに着いてからが楽。

 

②アルヘシラス→タンジェMED→タンジェルート

船内で入国審査、モロッコ側で陸路移動が必要なルート。
アルヘシラスからフェリーに乗れる。


フェリーは片道35ユーロ前後で、乗船時間は2時間弱。
モロッコ側は、タンジェMEDという、市街地から50kmも離れた何もない新しい方の港に着くため、タンジェの中心部へと陸路で移動しないといけない。
タンジェの中心部へはバスかグランタクシーで1時間ほど。タクシーなら150DH(2000円弱)。

 

③アルヘシラス→セウタ→テトゥアンルート

アフリカ大陸側のスペイン領セウタに渡り、陸路で国境へ移動しモロッコに入るルート。
アルヘシラスからフェリーに乗り、船を降りてアフリカ大陸側に着いてもまだスペイン。
フェリーは片道35ユーロ前後で、乗船時間は1時間程。
フェリー会社はavemar


セウタに着いてからバスで国境まで移動し、歩いて国境を越える。そこからテトゥアンという街に乗合タクシーに移動する。テトゥアンにはタンジェやシャウエン などに向かう大きなバスターミナルがある。

 

ルート選びの決め手は?

私の場合、シャウエンへ向かいたかったので、地図で見てシャウエンに近そうな③のルートにしようかな?と思っていました。

ちょうど、グラナダのモロッコ料理屋で考えていた時に、たまたま隣の席になったスペイン人夫婦(夫デヴィッドと妻マル。マルの方がバックパッカーでモロッコへ何度か渡航歴あり)と仲良くなり、この件を相談。
妻のマルいわく、
「私がシャウエンに行った時はセウタから行ったよ。

  • シャウエンに行くならセウタから行った方が距離的に近いし早いしスムーズ。
  • アフリカ大陸にあるスペイン、セウタを見るのも面白いと思う。アフリカ側でタパスがまだ食べれるよ。
  • それにジブラルタルの岩山が間近で見れるのはセウタのルートだよ。船から見たら迫力あるから。」

という超具体的なアドバイスが返ってきたので、
③のルートに決定。
やはり、旅のことは旅人に聞くべし。
ムーチョス・グラシアス!
「Buen viaje!(良い旅を!)」と互いに言い合い、別れました。

 

実録!私は国境をこう越えたの巻

マラガからアルヘシラスへ

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さて、日が沈まないうちにシャウエンに到着したかったので、グラナダからマラガへは前日の夜に移動しておきました。(グラナダ19時発マラガ20:45着 ALSAバスで11.41ユーロ)

早朝のバスに乗るので、マラガのバスターミナルから1番近いairbnbに泊まることにし、マラガは夜に着いて、さっさと寝るだけでした。

まあ、マラガに長くいたくなかったせいもあります。(4日前にこんな目に遭ってるし。【EU旅4日目】グラナダ行きのはずがマラガに緊急着陸。深夜のドタバタ劇)


そして、6:45のマラガ発のバスに乗りアルヘシラスへと向かうことになりました。
(avanzaのportilloというバスで14.96ユーロ)


まだ暗いし、バスはまあガラガラ。いつもの最後列を一列陣取り、睡眠の続きを。
8:40、2時間経たないうちにアルヘシラスに到着。 ふぅー、寝れた、寝れた。

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アルヘシラスの港から囚人と船旅

アルヘシラスのバスを降りてから、よく分からないまま潮の匂いのする方へ。

フェリーターミナルって海側だし、海の方へ行けば着くだろうという短絡的な考え。

まあ、歩いて5分くらいですぐにフェリーターミナルに到着。

結構立派なフェリーターミナルで(香港ぽい)、セウタ行きが書かれてあるavemarのカウンターで切符を購入。

8:50くらいでしたが、9:30発のセウタ行きのフェリーのチケットをその場で買えました。
乗り場手前まで歩いて進み、入船もスムーズ。
窓際に座り、酔い止めの薬を飲み、スタンバイ。

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船内にカフェもあり、そこでチョコクロワッサンとコラカオ(ホットチョコレート)という極甘な注文をし、「後で上の階にも行って景色を見てみよう!」とワクワクしながら待っていると、何やら騒がしい声が聞こえてきました。
誰かが何かを言って大声で笑って、それを大声で注意して。物々しい雰囲気。
ぞろぞろ、ぞろぞろ。
みんなお揃いのグレーのスウェットを着ている屈強な男たち。
POLICIAって書いた制服を着ている人たちも数名。しかも女性のPOLICIAが数名。
グレーの人たちの手元を見ると黒い手錠。
こっちの手錠って黒なんや。
あんなプラスチック感のあるタイプなん?
アルカトラズとアルヘシラス、似てるけども…。
なんて思いつつ、一人一人の顔を見ると、まあまあやんちゃそうな面々。プリズンブレイクに出ていそうな男たち。15人の囚人が一列になって二階に上がって行き、最後尾のPOLICIAが二階に行くための階段に縄をはり、他の人が二階に上がれないようにされてしまいました。
えぇー…。
カフェの人たちも固まっている。
コーヒーを飲んでるおじさん2人が静かに階段の手前まで行き、上の様子をうかがっている。
二階からは大きな笑い声。

楽しくて笑うというより、威嚇しているのか、ふざけてるのか、聞いてる人たちが一切笑えないようなそんな感じの笑い。
フェリーがアフリカへ向かっている間、二階は大盛り上がりのご様子。

暴動とか起きてスペインに引き返すとかあるんちゃうか?

と穏やかじゃない時間。
船の外に出てたくさん見れるという情報を頼りにイルカ探しタイムをして見たけど、寒すぎて断念。
でも、確かにジブラルタルの岩山が迫力満点でした。

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囚人が占領していなければ二階にも上がれたのかな?少し心残りです。
1時間後にセウタに無事到着。
プリズンブレイクはせず、囚人御一行様が下船するのを待ってから我々も下船。
囚人の緊張感を除けば、思っていたほど揺れなかったし、シートも快適で、景色なんかも楽しめると思います。囚人が15人くらい乗っていなければの話ですが。

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アフリカ大陸だけどスペイン領セウタ

10:30、セウタの港からは難関ポイントです。
「7番バスに乗れば国境に行ける」という情報のみを頼りに、まず、港を出て左へと進みます。

数人に聞いてみて、

「ツーリストインフォメーションがある」とか「セントラルはあっちだ」という不確定な情報を元に左をチョイス。

ドキドキの15分間。
歩いていると、何やらお城が見えてきます。

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海の色がめちゃめちゃ綺麗。
バルもいくつかあって、アフリカ大陸なのにスペイン語の看板。

確かにマルの言う通り、セウタはゆっくり見ても面白そうな街。

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観光ポイントらしく、人も増えたのでここで

国境行きの7番バスはどこで乗れるのか?を聞きまくります。
ここがスペイン領で助かった。言葉が通じます。
そして、

「ガソリンスタンドの横のバス停から国境へ行ける」という情報をいただき、無事バス停に到着。

7番バスが全然来ず焦りましたが、ちゃんと来ました。

ガソリンスタンドはこちら

Estación de Servicio Cepsa:

Avda. Gonzalez Tablas, S/n, 51001 Ceuta

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バスに乗ればこっちのもの。

運転手に「ボーダー!」と宣言して乗れば

10分後くらいに「着いたよ」と教えてくれます。(教えてくれなくても国境が終点です。)

セウタから国境を越えモロッコ入り

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国境の手前のポイントでバスを降り、国境ポイントへ歩きます。

イミグレカードを売りつけようとする輩をスルー。頭にヒジャブを巻いた女の人もたくさんいる…。イスラムの国に近づいているのを感じます。

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さよならスペイン。

いよいよアフリカ、モロッコ。

あれ?あれ?イミグレを通り、

あっという間にモロッコ入国。
1つしかないATMが故障中のため、ディルハムに両替できないままタクシー乗り場まで来てしまった…。
テトゥアンという大きめの街までは乗り合いのグランタクシーが唯一の(?多分)移動手段ぽい。
タクシーの運転手に「テトゥアン!」と宣言し、乗せてもらい、人数が集まるまで待機。
「あ、そうだ、ディルハムがなくてユーロしかないんだけど…」と伝えると迷惑そうな顔。「テトゥアンまで2ユーロでいいよ」とのこと。(本当は25DH)
グランタクシーで1時間くらい乗せてもらったので2ユーロに文句はないです。

テトゥアンからシャウエン へ

テトゥアンに着く頃に、運転手から
「シャウエンに行くなら、50ユーロでこのまま連れてってやる」と持ちかけられ続けますが、頑なにNO!
だってバスなら25DH(3ユーロくらい?)と聞いているし。
嫌がる運転手に強く頼んで(命令

)、何とかテトゥアンのCTMバスターミナルへ。11:35到着。


窓口で「シャウエンに行きたいけど、次のバスは何時?」と聞くと「11:30,NOW!」とのこと。
今11:35やん!
テトゥアン発シャウエン行きの11:30発のバスの次は13:45。
「お願い!あれに乗せてー!」と頼み、乗せてもらえることに。

ここでも両替の時間もなくユーロで払わせてと頼み、また嫌そうな顔をされ、3ユーロ+荷物代1ユーロを払い、(本当は25DH+5DH)
「Go!!」というモロッコ人の掛け声を合図にダッシュで乗り込む。
「ボンボヤージュ!」
お!言葉がフランス語になった。モロッコを感じる。11:40出発。

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今回は乗り継ぎ、すべてパーフェクト!
タイムロス、ほぼ無し。

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バスは山道をうねうね進み、花だらけの丘を越え、綺麗な湖を見て、シェフシャウエンのバス停に13:15到着。

思ってたよりも早く着きました。
バス停前のWi-Fiの飛んでいる中華料理屋でオレンジジュースを飲んで休憩し、

またもやユーロで払い、乗り合いのメンバーが集まらず、ソロでタクシーでairbnbのホストとの待ち合わせ場所、シャウエンの中心部「HOTEL PARADOR」へ10分ほどで到着。(3ユーロ払ったけど高いと思います。)
やっとディルハムをATMからおろし、14時になる頃には、とっくに青い世界へ迷い込んでいたのでした。

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国境越えの難関ポイント・まとめ

ジブラルタル海峡、セウタからの国境越えは、

  1. 囚人が船に乗り込んで来なければ、
  2. セウタでバス停の場所を道行く人に聞きまくれば、
  3. ディルハムをスペイン側のATMでおろしておけば、

難なく越えられます。

また、乗り継ぎが完璧に行けば、
マラガから、至ってスムーズにお昼時間にシャウエンまでいけると思います。
日が暮れてからの到着でもよければ、
グラナダから1日でシャウエンも可能です。

グラナダから1日で青い街に辿り着けるなら、アルバイシンの雰囲気でイスラムにどっぷりハマりたくなった時に、明日モロッコ行ってこよう!なんてのも可能。旅が広がりますよ。
自分の足での国境越えは、バックパッカーのロマンです。

旅人の皆さん、ぜひ挑戦してみてください。