アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【女1人で登った富士山①須走ルート完全ドキュメント】This is not race. 標準時間に惑わされず登る。

2017年8月31日〜9月1日の2日にかけて、日本で1番高い場所、富士山に登って下りてきました。

体育会系でもない、体力もそれほどないアラフォーが、直前の2週間のジム通いで鍛えた(?)下半身と、好奇心と、強靭なメンタルで臨んだ富士登山。

●これなら他の人も登れちゃうなという気にさせるタイムスケジュールでの報告編(①1日目・②山小屋・③2日目)
●④富士山に登って分かったことや、ここに注意すべし!反省点などの小ネタ編
の①〜④に分けて書いていきます。

登りたいけど、自信のない方、不安が多い方は、これを読めば安心できるはず!(?)

 

東京〜御殿場〜須走5合目

6:50の東京駅八重洲南口発のバスに乗り込み御殿場へ向かいました。まず、泊まっていたホテルに明日まで普段着やら洗面用具やらを、一晩、預かってもらい身軽にしておきました。なのに、バスターミナル前のコンビニとおにぎり屋さんでおにぎりを5つ、ペットボトルの水も2本も購入してしまい、ちょっと重くなるリュック…。おにぎりと水は消耗品や!ということで気にせずバスへ。
8:20に御殿場駅に到着。
降りたバスターミナルの、御殿場駅を挟んで反対側が富士山側になるので、階段を登って富士山口のバス乗り場へ移動します。ダダーン!と富士山降臨!おお、あれに登るのか…と少しビビりました。
8:35、登山バスというバスの往復チケット2060円を買って3番乗り場から出発。結構な山道を1時間ほど進むので、途中で酔い止めの薬を飲んでコテンと寝ました。
9:40に須走口5合目に到着。
バスを降りると、ヒンヤリ肌寒くて、またちょっとビビりました。
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5合目で1時間体を慣らす

5合目は標高2000メートルを越えているので、高度順応するために、いきなり登らず、1時間ほど体を慣らしました。という名目で、生姜焼き丼を喰らいました。
しいたけ茶や、きのこカレーなど、きのこメニューの目白押し。きのこ嫌いの私は、欧米人が好んで食べるという肉メニューから一品チョイス。おにぎり5個の出番はいつやねん?!と思いつつ、時間を潰す。
山小屋のお兄さんに今日はどこまで?と聞かれ、「今日は7合目までしか行かない」と答えると、
「お姉さんだったら、今日中に頂上まで行ってお鉢巡りして、7合目まで降りて、泊まるプランで行けるよ!」と無責任に言ってきました。
標準的な時間として、
5合目〜7合目は2.5〜3時間くらい
7合目〜頂上までは3時間くらい
らしく、
頂上には夕方に着けるという計算らしい。
ちなみに標準的な時間はこちら
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コースと施設|須走ルート|富士登山オフィシャルサイト

スペインの巡礼で、1年目にイタリアーノのニコちゃんと、歩きながらちょっとしたケンカになって、「This is not race.これは、レースじゃない。競争してるわけでもない。自分のペースで楽しんで進むべき。人生と同じ。」と言ってくれた名言を思い出した私。割とこの言葉、思い出しては、心で、グラッツェ、ニコラス。

なので、急いで無理するのではなく、「今日はゆっくり7合目までにしときます。」と答えました。
大体、山小屋のお兄さんは、私が全巡礼者から抜かされるほど歩みの遅いことを知らない。

到着したら、とっくに着いている大勢から拍手されるほどの存在だということも知らない。

体格の良さで、いつも運動能力や身体能力が高そうに見られる私を、舐めてもらっては困る。そんな女じゃないのよ!

私は、標準時間の2倍はかかるとみているんやからな!と口には出さずに心で山小屋のお兄さんにお伝えしました。
そして10:40出発。頻尿の私にとって、パリの街を思い出させる、トイレ200円の戦いも始まりました。
(余談ですが、トイレ有料は頻尿には厳しいぞ。トイレパスみたいなのを800円くらいで売って、何回でも使えるようにするとかしてほしい…。水飲むのも怖くなる…。まあ、高い場所でのトイレのアレコレは維持するのも大変なんでしょうけども。)

5合目〜6合目

標準時間は60分とされていますが、私の場合110分かかりました。6合目に12:30頃到着。5合目から6合目は、森林を抜ける道なので、日差しも強くなく、緑の中を進むので気持ちいいです。とは言え、意外と岩があり、歩幅というか、かなり頑張って股を開いて足を上げないといけない場面もあり、なるほど、これが富士山か…とまだ始まったばかりなのに恐れます。

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熊野古道感漂う須走ルート
考えれば、私は山に登ったことはほとんどありません。六甲山や摩耶山に行くことはあり、友達から時々山登り好きと思われがちですが、登ってるわけではなく歩いているのです。何が違うかというと、ケーブルカーやロープウェイで上まで行っちゃってから、山(というのか森というのか)を歩いているだけなのです。まさに邪道です。熊野古道制覇も、そんなに登りばかりではないので山歩きに近い。
人生で1番苦しかった登山は、カミーノ初日の嵐の中のピレネー山脈越え。その次が、カミーノ後半の雪の中のオセブレイロ越え。

でも、富士山はやはり違います。こんなに大股開きで岩を登っていくことなんて無かったから、それだけでビビってしまいました。そして、5合目でストレッチするのを忘れた!と思い、道中で股関節を気休めに伸ばしつつ進みました。

グラサンのレンズにポタポタ汗が落ちて、汗の粒の大きさにビビります。

6合目〜本6合目「瀬戸館」鯉のぼりが感動を呼ぶ

6合目からかなり登ったのに、本6合目ってどういうことやねん?という本6合目まで、標準30分のところを65分かけて13:40に到着。ピンクの小さい鯉のぼりと鳥居が見えてきて、あれが本6合目であってくれ!と願いながら登りました。本6合目到着で鯉のぼりを近くで見れた感動たるや。思わずラムネを一気飲みです。

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この時は、太陽がジリジリきていて、黒いサポートタイツが焦げて煙出るんちゃうかな?という恐怖の中、コロラド州から来た人と喋りながらおにぎりを食べながら45分間も休憩。気合いが入りました。

本6合目〜7合目「大陽館」意外とチョロい。

長めの休憩が効いたのか、めちゃめちゃ元気になりました。14:20出発。

立ち上がれないカリフォルニアから来たおじさんに手を差し伸べるくらいの余裕。

へたっているカナダ人カップルに「Are you OK?」なんて言っちゃうくらい余裕。

何、この感じ?「余裕」ってこういうこと?と思うと笑けてきて、7合目まで標準60分のところを90分で到達。(余裕なのに30分オーバーしてるのはご愛嬌。)

15:50に今日の宿のある7合目「大陽館」に到着してしまったのでした。

5合目から7合目まで休憩を合わせて5時間10分

予想通り標準の2倍を見ておいて正解でした。

しかし、カミーノでは8〜9時間毎日歩いていた私は、なぜか拍子抜けし、まだイケるなーと思い、8合目まで行っちゃおうかと思いました。山小屋のおばさんに「あのー予約したんですけど、もうちょっと上まで行けそうなんで、キャンセルできますか?」と聞いてしまい、おばさんに「もう夕食作ってるし」と言われて正気に戻り、「ごめんなさい!ごめんなさい!ちょっと言ってみただけです。泊まらせてください、ここに!」とすぐさま翻し、予定通り大陽館に泊まることにしました。スペインの適当な感覚でいたらあかん、ここは日本や、世界遺産の富士山や、と反省。

さあ、日本の山小屋デビューや。1人やしドキドキ…。山小屋の宿泊費を払った後、恐ろしいことが判明するのでした…。続く

 

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日本の二本の虹。

まわりのみんなには疲れて見えてなかったけど、私にははっきり見えました。台風の影響で、富士登山危険度Cが出るくらいの雨予報でしたが、登ってみると雲の上は晴れ。下界は雨のようでした。