アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

初心者でも1人でも富士山に登れます!【アラフォー女バックパッカー的視点で、登ってみて気づいたこと】

 富士山を初めて登ってみて分かったこと、気づいたことがたくさんあります。

登る前に結構ネットで下調べしたのですが、それでも分かってなかったことなどを挙げてみます。これから初めて登る方の参考になれば幸いです。当たり前すぎることから、参考にならないくらい若干マニアックなことまで、私なりの視点で挙げときます。

あと、最初に言っとくと、「最高でした!富士山!」

【女1人で登った富士山①須走ルート完全ドキュメント】This is not race. 標準時間に惑わされず登る。 

【女1人で登った富士山②】初の山小屋宿泊。噂通りの絶品豚汁が沁みる…大陽館のオススメポイント 

【女1人で登った富士山③須走ルート完全ドキュメント】星が落ちて、雲に飲まれて、太陽を浴びる。須走、砂走りの巻。

の続きです。

①お金は多すぎるくらい下ろして行こう

これにつきます。

日頃、クレジットカードと電子マネーで生活している私。ほとんど現金を使うことはありません。電子マネーの使えないスーパーだと、「チッ」と言いたくなるくらい現金を使いません。

今年はフジロックの会場もほぼ電子マネーだったので、油断しておりました。

いや、頭では分かってたのですが、お金が財布に入ってると思ってたのですね。

2万円くらいは財布に入ってると思ってたのに、バス代に数千円、入山料1000円(富士山保全協力金です。缶バッジがもらえます)とポンポンとお札が飛んでいき、山小屋の宿泊料を払った後にもう2000円しかないことを知る悲劇。もう二度と味わいたくない絶望でした。

最悪、お金が無くなれば親切な登山者に借りよう!と思っていましたが、2000円ある段階で借りれないし、知らない人から金を借りていいのは、残金いくらからなのかということも悩みました。

お財布にも余裕を持った山登りをしましょう。

ちなみに須走口5合目の東富士山荘はクレジットカード払いが可能です。こけもも味のソフトクリーム300円もお土産も安心してカード払いで買えました。

②酸素缶は、5合目1000円で買えます

わざわざアマゾンで864円で購入した酸素缶。しかし、大阪から東京まで飛行機に乗るため、酸素缶を持っていけないことに気づきました。飛行機を使って移動する方は注意です。

そしてアマゾンで買い直して受け取りをわざわざ東京のホテルの近くのファミマにしてGETした私。(しかも指定したホテルの近くのファミマがGooglemapのミスで、本当は全然近くない場所だったという事件あり。)

そうまでして手に入れた酸素缶でしたが、5合目に1000円で売っていました。アマゾンより136円高いってくらいなら、現地で買うので良くね?ってことで現地での購入をお勧めします。

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あ、ゲイターも売ってます。

ちなみに、結局持ち込んだ酸素缶を使うことはありませんでした…。お金がなかったから、苦しそうな人に売りつけようかとも思いましたが。もちろん500円くらいの良心的なプライスで。結局、山ガールの友達にお土産として譲り渡しました。

③ビーコンでタイムスケジュール管理可能

私が事細かに何合目まで何分かかったか報告できたのは、こちらの「富士山チャレンジ」という調査に協力したからです。

須走口5合目でビーコンという小さいメカを預かって一緒に富士山に登り、下りたら返却するだけでしたが、何合目に何時に着いたかを記録してくれていました。山頂の天気や今自分がどの辺にいるかとか雨雲情報まで分かるシステム。

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これが実用化されるといいですね。 

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④高山病問題は…

これを読んでいるバックパッカーなら、高地に旅したこともあるのでは?チベット圏、ヒマラヤとか南米のマチュピチュとか。

高山病は、実際体験しないとなかなかしんどさが伝わらなかったり、すごく恐ろしいものに思えたりしますね。私も4000m越えの地ラダックで、頭痛、めまい、息切れに襲われました。

そこで、インドの薬局で買ったダイアモックスを飲み、とても楽になった経験があり(何度も言いますが日本では処方箋が必要)、今回の富士山でもダイアモックスを服用したところ(朝夕、125mgずつくらい)、息切れはありましたが、頭痛、めまいは全くなく、乗り切れました。

インドで買ったのでとても安かったんですが、「インドで買う」「無許可で飲む」という2点にビビられがちです。

大手を振ってお勧めはしませんが、私の場合はダイアモックスのおかげでとても楽に登れたことだけをお伝えしときます。(副作用は、手の指先、口元にピリピリと痺れがきます。ラダックで経験済みで我慢できないほどではないので大丈夫でした。あと頻尿ね。)

http://www.jstm.gr.jp/mountain_sickness.html

ちなみに、それ以外にも、常に酸素リキッドを何滴も水やポカリに混ぜて、胃腸から酸素を吸収していましたし、水分もペットボトル500mlを8本飲んで登りました。(登り6本下り2本)

水分をしっかりとっていたことも良かったのかも知れません。

 

⑤ゴミ問題。女子は生理をはずして挑もう

私は山ガールではないのに富士山に挑んだので、山のルールをよく分かっていませんでした。「ゴミは持ち帰る」というルールは知ってはいましたが、分かっていたようで分かっていませんでした。

まず、ペットボトルを捨てるゴミ箱がない。これにはかなり驚きました。カミーノでも、どんな田舎町でもバルでゴミを捨てることができたし、どんな所でも、ペットボトルを売るところにゴミ箱あり、と思っていたので。

されど富士山。そりゃそうか…。あの高さで、ゴミ収集は無理やな。なるほど。という訳で、ゴミを背負って富士山頂上まで行き下りてこないといけません。知らんかったー…。後半は、ゴミがリュックには入りきらず、リュックの外側に吊るして下りました。御殿場のセブンイレブンで捨てた空のペットボトルは8本。

なので、せめて登る前に水を持ち込むなら、絶対に「いろはす」にすべきです。いろはすの、あのペットボトルを小さくたためる技術は素晴らしいです。ポカリのペットボトルの硬さったらない。

あと、トイレで生理用品を捨てるゴミ箱ももちろんありません。生理中に旅するのは持っていく荷物が増えて嫌なのですが、富士山の場合は減らすこともできない。使用済みの生理用品をも持ち歩く苦痛…。女子は生理をずらすか外す方が無難です。

⑥天気予報チェックは、し過ぎなくていい

雨女なもんで、しょっちゅう天気予報サイトをチェックしておりました。どれを見ても雨。台風も来ている。だけど諦めきれず、色んなサイトをチェック。結局、御殿場が雨でも、登って雲の上に出れば晴れでした。雨の装備だけはしっかり準備して、あとは言葉通り運を天に任せてしまえばOK。神経質にチェックしすぎる必要は無く、暴風雨がひどければ山を下りる柔軟さがあればいいんだなと実感。

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アテにならない…

⑦おひとりさま問題

私は、自分のペースで登りたかったので迷わず1人登山を選びましたが、富士山でちょっとしたカルチャーショックを感じました。

スペイン巡礼カミーノでは、9割が出発時は一人旅の人だったような印象。アジアやヨーロッパを旅していても、世界中に一人旅の旅人で溢れているので、気にしたことが無かったのですが、富士山は海外の人がめちゃめちゃ多いけどやはり日本。一人旅の人がほとんどいませんでした。(特に日本人で1人で登っている人には出会いませんでした。)

そして、1人で登っていると言うと、びっくりされ続けました。まして、富士山が初めてと聞くともう1つびっくりされました。

確かに富士山に1人は危険なこともあるでしょうけど、ここに日本の「おひとりさま問題」を垣間見ました。結構整備されている道だったのでそれほど危険にも思いません。インドの裏通りの方がよっぽど危険。

女が(男もかな?)1人でいるとびっくりされるお国柄こそ日本。集団行動、協調性こそ正義。

確かに富士山を仲間で登る感動もあるでしょう。途中で出会ったアラフォー位の3人組女性は、楽しそうに登っていたし、休憩所で職場のグチを話し合ってるのを聞いて微笑ましかったです。でも、私は、登ってる時はしんどくて喋る余裕もないし、山小屋ではすぐ寝るし、人と登るメリットを私自身はそこまで感じられませんでした。(励まし合えるとかあるのかな?写真を撮ってもらえるとか?あ、お金を貸してもらえる!)

それに、相手の体調とかを気にしないといけないし、諦めることも起こりうるかも知れません。1人の方が、悪天候、体調不良時にどうすべきかのジャッジをしやすいように思います。励まし合える分、時には色んなリスクも2倍かも知れません。

巷で「一緒に行ってくれる人いないし」という言葉で色んなことを諦めている女性陣が多い気がするのですが、自分が「行きたい」「したい」気持ちの方がいつでも勝つ私は、そういうことで何かを諦めることがないので、もったいない気がします。そもそも、私がしたいことに、賛同して一緒にしてくれる人など皆無。誰かをアテにすることすらもはや浮かびません。

特に、日本ほど旅のしやすい、安全な国はないと思うし、富士山も整備されていて情報も得やすいから、もしも、「一緒に登ってくれる人がいないし」という理由で諦めている人がいるなら、「1人で大丈夫でっせー!」と声を大にしてお伝えしたいです。

あ、でも1人だと、「写真撮ってもらえますか?」と人に頼む勇気は必要になります。

アラフォーなので、疲れると(疲れなくても)アップに耐え難い顔になってくるので、自撮りばかりは厳しいものがあります。

距離をとって撮影してもらえるように、勇気を出して頑張りましょう!

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1人でこういうの撮っちゃう…

カメラはこれ一択です。

⑧アラフォーの体力問題

「20代でも登るのがしんどいらしい」

「子供でも登れている」

「桂文枝も今年登った」などなど、

人と比べるとキリがありません。

でも富士山ってあんまり年齢は関係ないような気がします。フィジカル面は、膝や腰にサポーターしたり、ストックを2本持って臨んだりと、一応念入りに老体に気を使いましたが、カミーノを歩いた経験上、

「歩き続ければ、必ず前に進む」

「足を動かし続ければ、必ず辿り着く」という

経験で学んだ教訓で登り続けることができました。

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スペイン、サリアの夜明け前

40歳になると、体力もピークを過ぎ、体にガタもきていますが、メンタル面の強さも含め、これまでの色んな経験で大概のことはカバーできるな!と富士山を登りながら実感しました。

思えば、運動嫌い、しんどいこと嫌いの学生時代を経て、ダラダラ過ごした20代。色んな経験を経て、昔は思いもつかなかったことに興味を持ったり、やりたくなったりしてきた30代を経て40代突入。

富士山を登れたことで、「経験」が力になるなと、また1つパワーアップした気がした私でした。自分で自分が恐ろしいです…。

⑨その他もろもろの細かなこと

日焼け止めはアネッサのゴールドでも焼ける

山の紫外線は舐めてはいけないという教訓通りでした。日の出前に起きて登ってる時間が一番気持ちよかったので、夜中歩くのもそれほど悪くないと思います。遠くに見える、登山者のヘッドライトの明かりが道しるべでした。日の出とともに日焼け止めを塗りたくるのを忘れずに。

7合目あたりで泊まって身軽に登るのはかなりアリ!

カミーノで10kg以上のバックパックを担いで8時間歩き続けた私にしてみれば、防寒具をたくさん入れてるとはいえ、小さめのリュックなんて軽くてびっくり。しかも、7合目で泊まった山小屋に荷物を置かせてもらってさらに軽くして7〜頂上までいけるなんて楽勝過ぎる!山小屋一泊コースは本当にオススメです。

水がない場所でのシート系の貴重さ

歯磨きは無印の歯磨きシートで水なしでしのぎましたが、手を洗ったり顔を洗ったりする水もないので、さっぱりシート類が大活躍です。

ただし、自分の汗が臭すぎて寝る時にヤバかったので、Ag+配合の汗拭きシートは必須です!暑さを考えてヒンヤリシートに重きを置いて、臭いケアを怠りました。女子は、ウェットティッシュや汗拭きシート、ヒンヤリシート、メイク落とし等のシート類を揃えておきましょう。

金剛棒は短めもあるよ、焼印問題

金剛棒に焼印を押してもらうのが富士登山の名物のようですが、あの棒、かさばるしなーと思って「焼印」を押して集めることは頭から消えていました。しかし、現地で40cmくらいのミニサイズの金剛棒が売られていて、そこに焼印を押してもらえるようだったので、ミニサイズならアリやったな!と後から思いました。(焼印もお金がいるので、どちらにしても無理だったけど。)

頂上でしか買えないものは買おう

日付を刻印してくれる頂上限定の富士山ピンバッチへの未練が消えません…。

また、頂上限定の御朱印帳も富士山が表紙で素敵でした。まあ、御朱印は集めていないのですが、記念に持ってても良かったなと。

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モロッコを旅している時に、かわいい雑貨に囲まれながら、

「すぐにまた来れない場所なら、欲しいと思った時に何でも買っておこう!」というバブリーな教訓を得て以来、後悔しないように欲しいもの(大体安いものです)はポンっと買うのですが、今回は頂上で何も買いませんでした。いや、買えませんでした。お金さえあれば…。

簡単にまた来れる場所でないなら、欲しいと思ったら買う!買えるようにお金を持っておく!

これは再度深く刻み込んだ教訓です。

 

須走ルートで大正解!下りは覚悟を。砂の前に準備を!

須走ルートはやはり吉田ルートより人も少なくて良かったです。森林を抜けるのもいいです。9月上旬も人が少なくて狙い目かも知れません、天気は不安定ですが。

帰りの砂走りは、楽なのですが、足(太もも)が後々、壊れます。また、休憩なしで下りきれます。なので、下る前、砂の前にちゃんと準備をしないと大変なことになります。

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ここを真っ直ぐに駆け下りる!

誰か、滑り台にして!

まず、ゲイターをセット。靴紐強め。ストック長め。サングラス、帽子、できればマスクも必要かも。

とにかく砂だらけになります。喉をやられそうなのでマスクはした方がいいでしょう。

カメラもしまうか、ジップロックに入れておく方がいいかも。砂でレンズが傷つきそうです。

私は油断して、携帯や日焼け止めもポケットの中で砂まみれになりました。ポケットに入れても大変な状態になるので、リュックにしまった方がいいかも。

リュックも、レインカバーをした方が絶対いいです。私は、していなかったので、砂だらけで後から大変でした。

3時間、砂嵐を浴びるんだという覚悟で準備しましょう。

これは絶対必要でした!

⑩昭和を感じる銭湯で砂を洗い落とそう。

 御殿場付近に温泉がいくつもあります。当初予定していたのは、時之栖。温泉&リラクゼーション | 御殿場高原時之栖 公式サイト

だけど、直ぐにでも砂を洗い落としたい!という思いに駆られ、御殿場駅から1番近いお風呂はどこなのか調べました。見つけたのが、御殿場駅から徒歩3分くらいの「人参湯」です。

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行ってみてびっくり!

番台があって番頭さんが高い所で男女の間で座ってテレビを見てる。

なんて昭和なの!

懐かしすぎる。番頭さんに裸を見られるのを、子供の時のようにドキドキしながら脱衣。

ちゃんと見て見ぬ振りしてテレビを見てくれている。女湯は私だけ。男湯からはドイツ語が飛びかっていました。富士山を登ったドイツ人だと思われます。洗面器は黄色いケロヨン。

壁に大きな富士山が描かれていたら完璧だったけどそれはありませんでした。残念。

だけど、ちゃんと脱衣所のイスの上の座布団は富士山柄。

最高や!

アラフォーの昭和ノスタルジーをくすぐる人参湯。最高でした。ぜひ、富士山下りたら人参湯で砂を落としましょう!

 

以上が、富士山初心者向け豆知識でした。 

www.ararechantravel.com

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