アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

女子大生6人でヨーロッパに卒業旅行に行って起きたことをアラフォーになって振り返ってみる。【中編】

私が一人旅の魅力を初めて感じたきっかけになった、卒業旅行の話の続きです。

 

前編はこちら↓↓↓

 

一度吐き出すと垂れ流しになる感情

女が一度ネガティヴな感情を口にしたら最後です。呪いとなって追いかけてきます。

それまで、それぞれが我慢して気を使って一定の距離を保ちながら続けてきた6人の旅行が、一気にバランスが崩れていきました。態度にもあらわれていきます。悪口を言ったからには、言ってなかった頃のように愛想笑いで対応することは、悪口に同調したメンバーへの裏切り行為になるということでしょうか。もう、戻れないのです。言葉の1つ1つにトゲが出てきます。

「私らはここに行きたいんやけど、何か他の案あるん?どうしたいん?」(語気強め)

「疲れたんやったら先にホテル戻ってたら?私らはまだまだこの辺見たいし」(自力でホテルに戻れない人に言う皮肉)

2人組チームもやさぐれていきます。

私は、八方美人というわけでもないのですが、誰に対しても一定の距離を保っていたので、少数派の方のグチも聞く羽目になります。

「勝手にどんどん決められて私らは反抗できへんし。」

「いつも言いなりやわ。しんどいわ、もう。」

…。

さすがに黙り続けるわけにもいかないので、

2人組の方には、

「頼るとこだけ頼って、勝手に決めてるとか言うのは違うんちゃう?どうしたいか言えば?」なんて言いつつ、ヨーロッパを楽しみつつ、女子の渦には巻き込まれずにと、思っていました。

我を見失い女子集団に呑み込まれた伝説となったグッチのカバン

緊迫した状況下で、今度はグッチに行くことになりました。

1番私と話も趣味も合う女子が何やら買うつもりで必死に探していて、私は買うつもりなど1ミリもなく、冷やかしで見ていたら、

「あら、ステキ!」と思うデザインのカバンと出会ってしまいました。

エナメルがいい感じにパンチが効いてるデザインの黒のハンドバッグ。およそ5万円のもの。

へぇーこんなんもあるんやグッチ。と手にとってみて、でも、カバンに5万出す発想すらなく、安いやつで似たデザインのやつ探そう…と戻そうとしたそのとき、

「ええやん!それ!」

と、趣味の合う女子が飛びついてきました。

「5万円安いし、即決やわ!」と言い、私の方を見て、

「どうせアラレは買わへんやろ?」と言ったとき(普段、そんな言い方をする子ではなかったので、呪いの影響もあったのでしょう)、

何故か

「買うよ」と言ってしまった私でした。

「買えるん?」聞いてきたのが余計に私を加速させ、

「買う買う!」と言い、

「お揃いやな」と趣味の合う女子は喜んでいました。

女子集団にうごめいていた嫌な空気の中、私もとうとう嫉妬や見栄という呪いに感染し、何故か人生で唯一のハイブランドバッグを手に入れることとなりました。

決断のとき。そして私はロンドンバスに飛び乗る。

買ってすぐに後悔し、

「どうしよ、5万も使ってしまった…」

「全然興味ないのに…。」

「私はいつでも平常心で、自分のペース、価値観、世界を守ってきたのに、最悪や。」

自分に対してギスギスしてきた時、グループもギスギスのクライマックスを迎えていました。

 

ロンドンで、留学経験のある子が

「行きたいところがあるから、フリータイムが欲しい」と言い出しました。

私は

「それや!何故それをもっと早くに取り入れなかったんやろう?そうや、フリータイムや!」と思っていた所、ケンカ勃発。初めての直接対決でした。

「フリータイムってどうしたらいいのよ、私たち。」

「いつもいつも頼られても困るわ!」

「しんどい!」「帰りたい!」

ロンドンの中華街で大げんかです。

某宗教の優しい子が、

「私はハロッズに行ったりお茶したりするから、特に行くところない人は一緒に行こう。1人になりたい人は行きたいところに行っておいで。2時間後に待ち合わせよ。」と大人の意見を。

それでも、

「ハロッズに行きたくない。」

「紅茶の店、誰かついてきてくれへん?1人じゃ行かれへんし。」

「ロンドンに来たことある人がフリータイムで好きなことするのって無責任じゃない?」

…。

無になっていた私もさすがに感情的になりました。

「一緒に無理しても余計しんどいから、たまにはフリータイムもいいやん。1人で行きたいところがある人は行けばいいし、1人でおられへんなら誰かについて行くべきちゃう?ついて来てもらうんじゃなくて。ワガママしたいなら1人を選べばいいし、1人が無理なら我慢せなあかんのちゃう?無責任の意味がわからんわ。

私はロンドン初めてやけど、1人でしたいことがあるからさせてもらうわ。2時間後にここに集合な!それで晩ご飯に報告会しよ!」

あースッキリした。

「初めてやのに地図も持ってないのに大丈夫なん?」と心配されまくりながら私は「大丈夫!大丈夫!」と言いながら笑って去りました。

私のしたかったこと、

それは、

1人でロンドンの赤いバスに飛び乗ること!

飛び乗って、ロンドンの街を走っている間、

最高やー!!って心の底から思いました。脳内でイギーポップをエアプレイ!

 


Lust For Life - Iggy Pop (Lyrics)

もうとにかく最高。開放感と興奮と。あてもなく適当に気に入ったところで降りて、また違うバスに乗ってを繰り返し。

中華街に戻るのが大変でしたが…。

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今も忘れられません。あのロンドンバスの道の感じ、風の感じ、ワクワクする感じ。宝物です。

中華街に戻ってそれぞれがどう過ごしたかを、その時はとても平和に話し合えていいリフレッシュとなりました。(それで絆が深まって仲直りできるほど現実は単純ではない…)

「したいことって、バスに乗ることやったん?」と全員からあきれられた私でしたが、誇らしい気分でいっぱいだったので、その後も1人で、思い出し笑いが止まりませんでした。

 

最終編(まとめ)に続く 

 

 ↓↓もうすぐ日本にやってくる!楽しみすぎる。トレスポ2!↓↓