アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

女子大生6人でヨーロッパに卒業旅行に行って起きたことをアラフォーになって振り返ってみたまとめ【最終編】

卒業旅行の思い出が蘇りすぎて、予想以上に長くなったのでまさかの3部作、最終編です。

 

↓ ↓ ↓前編↓ ↓ ↓

https://www.ararechantravel.com/entry/2017/03/18/070017

 

 

↓ ↓ ↓中編↓ ↓ ↓

https://www.ararechantravel.com/entry/joshidai2

 

 

 

 

 卒業旅行で捨てたもの、見つけたもの

 グッチのカバンと蚤の市のドレス

卒業旅行の途中に、パリの蚤の市でなぜかプリンセスな感じのピンクの古着のドレスを買いました。ディズニーの映画(好きじゃないので1つも見たことがないけど、そういうイメージ)に出てきそうなやつで1500円くらいしました。買った日の晩にホテルで着て大はしゃぎしました。それ以降、着たことがありません…。そしてあのドレスはどこに行ってしまったのか…。そういう無駄な買い物を旅先でよくしてしまいます…。でも不思議と後悔してません。アホみたいにはしゃいだのが一瞬でも、楽しい思い出になってるから。

 

自分を見失って買ってしまったグッチのカバンはあれから20年弱、まだ使っています。と言っても年に1回くらいですが、自分への戒めとして。ネタにもなるので5万の元はとれてるはず。とは言え、20年弱使ってても、やはり後悔しています。買った時の自分が嫌な自分だったから。私らしくなかったから。でも、ロンドンバスのことも思い出せてドキドキもするので、良しとしましょう。グッチもなかなかしぶとい奴です。 

人間関係をシンプルにしたい

グッチとは年に一度会う仲ですが、大学時代の友人とは今は付き合いがありません。

大学時代の友人は、嫌いというわけではなかったのですが、私の中であることがきっかけで、自分が一緒にいたいと思える人だけと付き合っていこうと思い、自分のしたくないこと(居たくない人)をできるだけ減らし、したいこと(居たい人)だけを追求することにしました。いつ死ぬか分からないから、私には時間がないかも知れない。だから後悔を少なめにしようと思っています。アラフォーとなった私は、とてもシンプルに動けています。もう卒業旅行の時の私はいません。別人のようですが、いろんな物事の延長線上に今の私がいます。

気のおけない少数の友達で短期間なら楽しめますが、もう、女子6人で長期の旅なんていう恐ろしいことはしないでしょう。グッチでもカバンは買わないでしょう、イヤ、店にも入らないでしょう。

自分のしたいことや許容範囲を自分でしっかり理解できたのも収穫です。


仕切り屋は仕切られると記憶に残らない

卒業旅行で、記憶に残っているのは、ロンドンバスと女子のイザコザと蚤の市のドレスとグッチのカバンとイタリアで見たサッカーの試合での中田の首の動きの速さくらいです。(ゲーム中、めっちゃ素早くキョロキョロしてた)

そういえば、急きょ、中田英寿が出てるサッカーを見に行けることになり、サッカーにそれほど詳しくないのにはしゃぐ組と、「フーリガンに殺される!」と言って行きたくない組という新たな派閥が生まれました。そこでもめにもめて、二手に分かれ、殺されたくない組はホテルへ戻り、私は、フーリガンに殺されずに試合を見れた組に属して楽しめたのでした。(当時のローマでは、日本と言えば「ピカチュウとナカータ(中田)」が有名でした。)

しかし、ローマの遺跡もパリもルーブルもベルサイユもほとんど記憶にない…。

私はかなり旅の記憶力のいい方なのに何故か。

それは、人に任せて仕切られていたからです。普段は、地元の友達や家族の中では完全なる仕切り屋な私(長女だからか)。仕切っていきってるつもりはないのですが、人から任されたり、任される前に気づいたら調べてたりします。そこから楽しいので。だから仕切ったこと(特に旅において)にとても愛着がわきます。

人に任せると、とても楽だし、いいんだけど、私の場合は楽をしちゃうとダメなんでしょうね。仕切り屋が仕切られると、自分を押し殺すか、不満爆発するか、グッチでカバンを買ってしまうしか道はないかも知れません。

仕切り屋が仕切らせてもらって、かつ仕切られて楽だなと感じる人と一緒ならある程度複数で旅行も大丈夫ですが、

仕切り屋が徹底して遠慮なく仕切りきるにはどうしたらいいか?

それはもう一人旅しかありません。

だから私は一人旅が好きなんだと思います。

一人旅で変な民族衣装を買って、帰国してから一度も着なかったとしても呪いにかからずに自分で選んだものだから、そこに後悔は全くないのです。(まあ、グッチみたく5万もしないという理由もある)

最後に

あの卒業旅行は、一人旅の扉を開かせてくれた、ある意味でとても思い出深いものです。

このブログの読者の方は男性が多いようなのですが、これを読んだ方は、世にいる6人くらいで旅してる女子グループを見たら怖いかもしれませんね…。

女性は案外あるあるネタだったのでは?とも思ってます。

 

でも、私に集団旅行が向かなかっただけで、松っちゃんや千原ジュニアのように純粋に集団旅行を楽しめる人もたくさんいると思いますのであしからず。

 

長々と、私のどうでもいいネタを読んでくださりありがとうございました。

グッチのカバンもこれで成仏できます。

*