アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしてきた勝手気ままな女が、陸マイラーという概念に出会った物語(現在進行中)。旅の話や旅で撮った写真もはさみつつ。

【南インド旅④】インド一美しいというコヴァーラムビーチへ。インドで初のリゾート旅デビュー。

今日、どこに行こうか?

ハウスボードで一泊するミッションが、橋が壊れ落ちたせいで叶えられなくなってしまったため、丸一日1日予定が空いてしまいました。

 

 

さて、どうしよう。

ボートで3時間のジャングルクルーズを終えてアレッピーまで戻って来てしまった私。

アレッピーにクルーズ以外無さそうな雰囲気。とりあえず南に行くとして、どこに行こうかなと地図を見ました。

地名が色々呼び方がある件 

コーチンが別名コチ、コーチはまだ分かります。

アレッピーはアラップーザ。

クイロンはコラム。

トリヴァンドラムはティルバナムタプーラム。

どういうことや?と気になっていました。

そういえば北インドも、

バラナシは、バナーラス、ベナレス。

コルカタもカルカッタ。

そうだった!と思い出したのですが、インドは1877年から1947年までイギリスの植民地だったので、イギリス人によって名前を変えられた街がいくつかあります。近年、そういった街は植民地支配前の名前に戻す傾向にあり、ガイドブックには1つの街に2つの名前が書いてあるんでした。最初に現在の正式名称、カッコの中に植民地支配中の名前が書いてあります。現地では、まだ植民地支配中の名前の方が馴染みがあるので、そっちの名前を使った方が通じるらしいですが、もうどっちがどっちか分からなくなります。

少しそれますが、ミュンヘンも英語では「ミュニク」、フィレンツェが「フローレンス」、プラハも「プラーグ」って全然違うと思いませんか?旅先で話を聞いていて、「へぇーそんなところあるんや」と思ってたら、後で調べて、「あぁミュンヘンのことか!」とかびっくりしたことがありました。まあ、日本と「ジャパン」「ハポン」も全然違うなと思うと、どっちも覚えておいた方がいいですね。

ということで、アレッピーから南の大都市、トリヴァンドラムことティルバナムタプーラムへ向かうことにしました。

トリヴァンドラムを通り過ぎる

13:30に、アレッピーからバスで出発し、ケーララ州の州都トリヴァンドラムに着いたのが17:45。結構混んでいて時間がかかってしまいました。とりあえずバス停すぐのインディアンコーヒーハウスが有名らしいから、そこでお茶でもしようかと思っていました。

しかし、トリヴァンドラムに着いてバスを降りた時、インド人のおじさんが

「コヴァーラム!コヴァーラム!」と叫んでいて、「そうだ、コヴァーラムビーチに明日あたり行こうと思ってたんやった。ナイスタイミングやし、おっさんに連れてってもらおう」と思い、おっさんのリクシャーに飛び乗ることにしました。

バスに4時間以上乗っていた疲れと暑さで、思考回路が停止していたのかも知れません。

螺旋階段型のコーヒーショップインディアン コーヒー ハウス クチコミガイド【フォートラベル】|Indian Coffee House|トリバンドラム (ティルヴァナンタプラム)を横目に、ノンストップで南インド一美しいと言われているコヴァーラムビーチに向かうことにしました。

インド1美しい?コヴァーラムビーチ到着

リクシャーで30分ほどでビーチに到着。

うーん。日も暮れかけていて曇っていて、インドで最も美しいビーチかどうかよく分からない…。コヴァーラムビーチは、灯台のあるライトハウスビーチとその隣のハワビーチに分かれていて歩いていける範囲。リクシャーを降りたのが灯台のふもとだったので、とりあえず灯台付近ライトハウスビーチで宿を探すことにしました。ビーチ沿いの歩道にぎっしりと宿やレストラン、土産物屋が並んでいます。

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欧米人もちらほらいましたが、どちらかと言うと、お金を持ってそうなインド人家族が多いような印象。私は、バックパックを背負ってリゾート地を旅したことがなかったので、まさかのインドでのビーチリゾートデビューです。今回はハウスボートで1万円近く払う覚悟をして来ましたが、中止になったので、その分お金も浮いていますし、ここはちょっといい宿に泊まって、「Nothing to do is best.」精神で、たっぷりリゾート感を感じてみようと思いました。

そこで選んだのが、「ジーバン・アーユルヴェディック・ビーチ・リゾート」というホテル。

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あ、今回はコロコロパッカーの妹と2人旅

ホテルの入り口からビーチまで15秒。敷地内にはプールもあり、オーシャンビューな部屋とレストラン。ええやん!と、ちょっと見て即決。予約なしでもOK、一泊2人で1室1500ルピー(3000円くらい)でした。

 

ハズレ続きの南インド料理を挽回したい

 南インドに上陸して以来、実は、ご飯がハズレ続き。バックウォータークルーズの途中で食べた南インド風のミールスもイマイチ。

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アジアでは7UPを飲みがち!

イマイチが続いて、旅猿の東野のように、「ピザが食べたい」を連呼していた私。ビーチだしリゾートだし、ピッツァ食べとこ!ということで、ビーチ沿いの雰囲気のいい屋外レストランでディナー。

リゾート地って初だったのですが、インドであろうと、リゾート価格なのですね。安宿に何泊もできるほどの金額の料理をありがたくいただきました。

キングフィッシャー(インドのビール)を注文すると、新聞紙にくるまれた瓶とマグカップが持ってこられ、隠すように置かれました。何かいけないことをしているみたい…。

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そう、いけないことなようでした。

このケーララ州は、2014年に禁酒州に制定され、この10年間で徐々に完全禁酒を目指すようです。なぜリゾート地の多いケーララで?ビーチといえば酒やろ?と思うのですが、インド人のお酒を飲み量がインド一多く社会問題になっているとか。それで、観光客にもコソコソ出すのですね。なるほど。後に行った他のレストランにはメニューにもなかったので(ポップジュースという名前で裏メニューとしてキングフィッシャーが出てきます)、今後もっとお酒が飲めなくなると思われますので注意してください。

マグカップに入ったビールを飲みながら、潮風を感じながら、この旅1番の美味しい(値段も1番)料理を食べれました。蟹のレモンガーリックバター焼きと魚の天ぷらとピッツァが最高でした。肉食の私ですが、やはり海の土地ではシーフードがいいですね。魚をめったに食べない分めちゃくちゃ美味しく感じます。

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シーフードを満喫していた私ですが、気になったことが一つ。南インドに来てから、一度も日本人を見かけませんでした。インドに来たら、というかデリーのインディラガンディー空港に着いたらたくさん見かける日本人の旅人たち。南インドってマイナーなんやなって感じながら旅してきましたが、ようやくコヴァーラムで数人の日本人を見かけました。

その中でも、とても気になったのが、サラリーマン風の30代男性。もう何日も着っぱなしのような白いカッターシャツによれよれのスーツ風のズボン。頭もボサボサ。ボロボロの茶色いサンダルをずりながら、うつむきながら死んだ魚のような目をして、無表情で、あてもなく、ビーチ沿いを何往復も下向いて歩く男性。ビジネス風斜め掛けカバンがやけに哀愁を誘う…。死に場所を探しているような雰囲気。

どうしたんやろう…。何があったんやろう…。声かけようかな。

無性に気になってしまいました。日本で何かあったのか、リストラ?それとも、ここでひどい目にあったのか、全財産盗まれたとか。いろいろな想像が浮かびます。相談にのってあげたい。どうしてこんなところにいるのかなとか。1日目に何回も見かけましたが、結局それ以後見かけなくなりました。

旅人の数だけ物語があります。

最終的にいい旅だったと全旅人に思ってもらいたいな。

そんなことを思いながら、アラビア海の波音が彼の心を癒してくれていることを願います。

さて、ビーチで翌日、生まれて初めての海遊びに挑戦するので、早めに寝ることにしました。続く