こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
デリーからバラナシへ、夜行列車に12時間乗って移動しました。
インドの電車は乗った人の数だけおかしな物語が生まれる場所。
広大な面積のインドという国を移動するには、電車、バス、飛行機と色々ありますが、私が好きなのは夜行列車。まあ、今はネットで簡単にLCCなら夜行列車より安く飛べる時もありますが、あえて選びたい夜行列車。エアコンのある所で泊まれて朝起きたら目的地に着いた、という便利さが好きです。
今回は、インドで電車移動をする時の私なりのおすすめ方法をご紹介します。
インド列車は乗るまでが大変
昔の地球の歩き方(今のもかな?)には、前半にかなりのページを割いて丁寧に書かれているのが、インドで騙された話。
とくに、デリー空港に着いて街に出るまでのタイミングと、ニューデリー駅前が1番詐欺に狙われやすいと重ね重ね書いてあります。
空港から街へは、空港までメトロが伸びていたり、uberでタクシーを呼べたり(リクシャーすら呼べる!)という時代の変化で、詐欺師が泣いてるんじゃないかと思うくらい、騙す余地が減ってきています。良かった良かった。
とは言え、それでもやはりまだ、私の経験上(出会った人から聞いた話も含め)、ニューデリー駅は本当に詐欺事件が多い!
電車のチケットはニューデリー駅2階の外国人用の窓口(小部屋)に行けば取れるんですが、そこに至るまでに、
「切符がないと中に入れない」
「今日は休みだ」
と騙す奴らが本当にたくさんいて、そういう奴らに会わないと駅には入れないようなシステム。(と言っていいくらい) 捕まったら最後、電車は乗れず、バカ高いツアーを組まれて気づいたら何万ルピーも支払うはめに。
最近はどこの国もバスや電車はインターネットでチケットが手配できますが、インドの電車のオンライン予約は、クレジットカードが使えなかったり、何億人もが利用しているためかよくフリーズする昔の経験もあって、少し二の足を踏んでしまう…。
私の場合、16日間の必ず帰らないといけない旅のため、前もってチケットをゲットしておかないといけないし、いつもギリギリの準備になってしまうため、今回は無難に私はシゲタトラベルにチケットの手配を頼みました。
何それ?という方にシゲタトラベルについて説明します。
シゲタトラベルに依頼してみる
デリーにシゲタトラベルという旅行会社があり、日本の旅行会社ぽい名前ですが、インド人が働いています。
ニューデリーのパハールガンジの中にあるコテージイエスプリーズというホテルのフロントにデスクがあります。ラジェンダさんという日本語ペラペラのインド人のおじさんがやっていて、今は息子さんが手伝っているよう。
空港送迎や列車チケットの手配などが、主に使えるんじゃないかと思います。
料金は、列車チケット1枚あたり、300RS(450円)〜500RS(750円)の手数料がかかります。
チケットの受け取りは、空港送迎を1500円でしてくれるので、それをセットにすればその時にチケットをもらえるし、コテージイエスプリーズまで取りに行けばタダ。
日本へのチケット発送を2000円でしてくれますが、高いのでやめといた方がいいでしょう。
ニューデリー駅が恐ろしい…と思う人は、デリーのホテルから駅まで連れて行ってくれるサービスも1000円でしています。
私は自分でシゲタトラベルまで取りに行きました。
ちなみに、シゲタトラベルのいいところは、完全に日本語でメールのやり取りができるところ。
ちゃんと、「お世話になっております」からメールが始まるところに安心感。
LINEでも対応してくれるので、英語が苦手な方は利用するといいと思います。
例えば、「デリーからバラナシに何月何日に行きたい」とメールで相談すれば、空席を調べていくつか候補を挙げてくれたり、1番良さそうなものを提案してくれます。
10月○日:TRAIN#12560 NEW DELHI@18:55PM // MANDUADHIN@07:00AM >2AC (外国人枠)
合計金額:4900円 1名様合計税込
上のような感じでメールが来て、それで良ければメールに書いてある振り込み口座に1週間以内に入金。そうすると完了です。
コテージイエスプリーズ(シゲタトラベルのトラベルデスク)は、パハールガンジのRKashram marg駅近くです。日本語でやり取りできるし、困ってることや、おすすめのレストランなど教えてくれます。
ラジェンダさんはいい人なので、チケット予約を利用してなくても、困ったら行けば力になってくれると思います。
私は、今やっているおすすめのインド映画を教えてもらって映画館も調べてもらいました。
とにかく親切な日本語喋るけど怪しくないインド人と話せる場所がシゲタトラベルです。
夜行列車に乗る準備は?
夜行列車のチケットを手にしたらあとは乗るだけ!ですが、私は準備にも力を入れます。
①食料を調達
好きな組み合わせ
電車内に食べ物(カレーも)の売り子さんが来ますが、一応お菓子やパンなど買い込みます。
私はパハールガンジのジャーマンベーカリーやOPEN HAND CAFEでにんじんケーキやバナナケーキ、マフィンなどをテイクアウトします。ポテチも買って遠足気分です。水はプラットホームで買えるので後回しでもOK。
電車だとマンゴージュース飲みたくなる
②シャワーを直前に浴びる
大体、夜行列車は夜発なので、宿のチェックアウト時に、夜まで荷物を預かってもらうことと、「夜行列車に乗るから、チェックアウト後、夕方にシャワーを浴びさせて欲しい」と頼みます。今のところ、安宿〜中級のホテルで断られたことはないです。共用エリアのシャワーを使わせてもらうことが多いです。
共用エリアにいる番犬に別れを告げて…
③シャワーを浴びたら冬の装いを
デリーの夜、少し涼しくはなっていますがまだまだ汗が流れがち。
が、しかし、私のよく乗る2AC車両を始め、エアコン車両は、恐ろしく冷えます。特に上の階。なので、長袖を着ておくか、バックパックのすぐ出せる場所に上着類を仕込んでおきます。ちなみに私はヒートテックレギンスとユニクロダウンを着ます。それくらい寒いです。そして寝ることを考えてキツくない下着を。汚れた足で寝たくないので、念のため靴下も履いてサンダルを履いてニューデリー駅に向かいます。
④トイレに行っておく
12時間もあるので無駄な抵抗ですが、トイレに行っておきます。なぜなら電車内のトイレはAC車両と言えども綺麗ではないため。
できるだけトイレに行く回数を減らしておきたいので、私は絞り出していきます。歯磨きもして(そのあと色々食べるけどケジメとして)、もちろん顔も洗って、顔ももう寝る態勢にしておきます。耳栓、アイマスクも準備しておきます。
⑤ニューデリー駅ホームまで気を抜かない
パハールガンジをバックパックを担いで歩き、牛の糞をよけ、リクシャーの勧誘も無視してズンズン歩きます。
↑この写真の右端がエスカレーターの場所
赤い服に布を持った人はポーター。荷物を持つ仕事の人。もちろん有料です。
ニューデリー駅に着いたら、とにかくいろんな人を無視して右端のエスカレーターから荷物チェックを受けてさっさと上に上がってしまえば、変な奴らに捕まりにくいかも知れません。
そこから、自分の乗る電車の番号のホームがどこかを確認するのも一苦労ですが、しっかり自分の目で確かめましょう。
駅の中にも騙そうとする人がウヨウヨいるので、ホームを探してくれるフリして、「電車は行ってしまったよ」という嘘をつく人も多いです。
暇な時や時間のある時は、暇つぶしに、わざと話しかけてきた怪しい奴らの相手をして、どんな風に騙すのか調査したりしたこともありましたが、今はもう面倒なので一律無視です。
もちろん親切な人もいますが、見極めるエネルギーを使うのがしんどいので、とりあえずスルーして自分の目で確かめることが絶対大事です。気を抜かないで自分の電車を自分で見つけましょう。
どうしても自分一人でわからない時は、ホームにいる、スーツを着た、紙を持ったおじさんたち(TCという車掌さんみたいな人たち)に聞くのは大丈夫です。
電車が7時間くらい遅れることもありましたが、広めの待合室がクラスごとにあるのでそこでゆっくり待てます。(シャワーもあるけど汚い…)
私は、ここであっているのか不安な時は、同じ目的地に行くインド人家族に声をかけて、道連れにしてもらうようにしています。
電車がやってきたら、車両を確認して乗り込めば、次の戦いまでいったん気を抜いても大丈夫です。車両が多くて電車がめちゃくちゃ長いので時間に余裕を持った方がいいです。
それでは、電車に乗ってからの話はまた次回に。続く…
私の好きな映画。こんなゴージャスな列車旅ではありませんが、旅情は感じられます。ちなみにダージリン急行というタイトルですが、ダージリンではなくおそらくラジャスタン地方あたりではないかと予想しています↓
ハピタスでマイルを貯めています
インドの旅はハピタスで貯めたポイントをマイルに変えてタダで飛行機に乗れました。
ハピタスの登録がまだの方はこちらからどうぞ。
旅が好きなら、ハピタスを利用しない手はないです!
