マイル、マイレージは空の上の夢の世界の話?
「マイルを貯めたら飛行機にタダで乗れるらしい」くらいしか知らない人が世の中にまだまだたくさんいます。自分には縁のない話…と諦めている方も多いはず。
その少し先に、「マイルを貯めたい!」と思って頑張ろうとしてる方もたくさんいると思います。もちろん私もです。そしてどうやったいいのか途方に暮れている人ももしかしたらいるんでしょうね。
(そういう方は過去記事へ)
マイルって何?とか、マイルの貯め方については、いろんなサイトで丁寧な説明がたくさんのっていますのでそちらを参考にしてくださいね。
私も、マイルで獲得した特典航空券で旅をしたことが何回もありますが、本気モードの陸マイラーになったのは最近なので、これまでの旅の大半は、普通にLCCとか、その他の航空券を買って旅をしています。バックパッカーの方々は、そういう方が多いんじゃないでしょうか?
そこで、私は、これからマイラーとして、本気でマイルを貯めるモチベーションUPのために、
特典航空券と普通の航空券とでは旅の中身がどう違うのか、これまでの経験から感じたことをお伝えしたいと思います。
(あくまで、節約をモットーに、費用を安くあげれたことを自慢するような、絵に描いたような典型的なバックパッカーがしている旅との比較になりますので、そこはご了承ください。もちろんエコノミーだしLCCにも乗るし安宿です。)
行き先の選び方が違う
まず、貯めたマイルで交換した特典航空券で旅をしようと思って行き先を考える時、普段の旅と順序が変わることがあります。
バンコクに行きたい!と思って旅の計画を立てるのが普通の旅だとしたら、
特典航空券を使った旅は、例えば、4万マイル貯まってるけど、このマイルで行ける所はどこがあるだろう?という考え方をすることができるのです。
ANAのサイトで見て、4万マイルあれば、ローシーズンでエコノミーならアジア2のゾーンに行けると気づきます。
アジア2の候補地としてあがってるリストを見て、「ヤンゴンって行ったことないなー」と思ったとします。
「いい機会やし、ヤンゴン行ってみるかー!何あるか知らんけど。ワクワク。」
みたいに、普段選ばない場所を旅先に決めることもできちゃいます。
これは、マイルありきの発想ですね。
また、ANAに限らず、スターアライアンス提携航空会社を選べるので、トルコ航空の機内食おいしいらしいし、それに乗ろう!みたいな選択もできます。CAさんが綺麗と噂だからとかでも選べますね。
かかったはずの航空券代を他のことに回せる
これが一番大きい違いです。
むしろ、コレに尽きます!
海外旅行の予算の中でもっとも多くを占めるのが航空券代では?それが遠ければ遠いほどお金がかかります。それがスコンっとタダだったとしたらどうです?
例えば
食に回せる
普段は地元民が行くような食堂でカレーを食べたりするところを、旅猿で東野と岡村が行っていた高めの店に行ってみるか?なんて思える。何なら、コース料理食べちゃう?みたいな調子に乗ったことができます。
ホテルのグレードを上げれる
AC付きのホットシャワーつきの部屋にしてもいいかな?なんて思える。
テラスがある部屋、オーシャンサイドにしてみる、プールのあるホテルにしてみる等の選択肢が広がります。
移動手段がワンランク上がる
リクシャーをバスに、バスをタクシーに、普通車を特急に変えたりして。そうすると時間に余裕もうまれてきますね。しかも、安全もお金で買えるってやつです。
お土産を奮発できる
モロッコ雑貨って何個でも欲しい…
安いマーケットで、いわゆる「ばらまき土産」をまとめ買いなどしていたところを、ちょっといい感じの店で紅茶を買ってみたり、しゃれたチョコレートを買ってみたり、ええ感じのストールを買ってみたりして。
コレを全部しちゃうと、さすがに浮いた航空券代以上の出費になっているなんてこともあるかもしれませんので程ほどに。
荷物の心配をしなくていい(LCCとの違い)
これはLCCとの比較になってしまうのですが、荷物の重さなどにビクビクしなくてもいい。私は大概、機内持ち込みにして料金を浮かしているので、エアアジアやジェットスターの時は、お土産などで荷物が増えている帰りの空港で大忙しです。
エアアジアなんか7kgを越えてはいけないので、衣服のほとんどを重ね着して、ポケットに重たそうな物を入れ、ウエストポーチに重量のあるものをパンパンにして腰に巻き、上着を羽織る。おなかぽっこりでも気にせずに。サブバッグにも重そうなものを入れ、肝心のバックパックの中身をスカスカにして、荷物の検査を受けます。見事7kg以内でクリアして出国したら今度は中にしまうので本当に慌しいです。(そこまでしなくても荷物を減らすとか追加料金を払えば済むのですがいつも戦いです。)
それをしなくていいだけで、余裕を持って空港で過ごせます。
いざという時、便を変更できる
私が買うような安いチケットは、日程変更不可のものがほとんどです。
でも特定航空券の場合、一定条件内で日程の変更ができるので、安心です。
「飛行機?ああ、飛行機はマイルでとったから」と言える
海外旅行を年に何度も行く私は、職場の人から、「またー?お金よくあるね。」と皮肉っぽく思われがち、言われがちです。どんな旅をしているのかを知りもしない人たち(電気も通ってないような宿に泊まっているとか知るはずもない…)は、「リッチやなー」と思っていることでしょう。
そういう会話になったときに、上の台詞を言ってみるとどうでしょう?
お金を使ってるわけじゃないと否定もできるし、「ええ?そんな得なことしてるん?」という羨望のまなざしを手に入れることができます。(しかし、往々にして「何それ?」という反応で終わることも多い。それでも構わない。)
そして、飛行機に乗りながら、ふと周りを見渡して、「ごめん、私、これ、タダで乗ってるー!」と叫びたくなる時もあります。「これ、タダやでー」と1人思い出し笑いもできます。「タダ」という言葉に弱いのは大阪人の性かしら。
タダで乗っている余裕により、「せっかく飛行機乗ったし塩コショウ持って帰ろう…」と思わなくなるし、ジュースをお代わりして飲みまくってトイレにやたらと行きたくなることも減ります。 気圧の関係で頻尿になるので余計に注意です!
プランに無理をなくせる
久しぶりにヨーロッパに行く時なんかは、せっかく行くので、もったいないから、観光地めちゃめちゃ詰め込んだスケジュールを組んでしまったり(途中で熱が出がちな私…)、ここに行くなら、ここも寄っておこうとしたり、「ほぼ日帰りベルギー」とか無茶なことをしてしまいがちです。理由は、もう来れないかもしれないとか、次に来るのがいつか分からないからとかって思ってしまうせいです。来るだけでお金がかかるから気持ちが少しだけ沈むのです。ああ、お金があれば。休みがあれば。
マイルを貯めて特典航空券で旅ができれば、「またマイル貯めたらいいし」「また来たらいいし」と思えるようになります。同じ場所を旅することのハードルが下がりますし(「またそこ行くの?」と言われてなかなか理解されにくい。)、何度も行けると思えることから、無理のない内容のスケジュールで旅ができます。短めの旅を回数こなすこともできますね。
熱が出て記憶にないベルギー
まとめ
タダで航空券を手に入れることにより、金銭面の違いはもちろん、これまでと違うスタイルの旅をすることが可能になります。
また、別の見方をすれば、これまでのスタイルの旅を、これまで以上にたくさんすることも可能になります。
タダという表現を使いましたが、まったくタダということではなく、マイルは、何かを買い物したり何かのカードを発行したり、お金のかかる行程もあります。
それでも、ポイントサイトを経由しなければ獲得できないポイントを得て、それをマイルに換えて貯めていけるのだとしたら、やはりタダと言っても過言ではないかなと思います。 (登録はこちらから→ハピタス)
マイルって、出張とかで飛行機に乗りまくってるビジネスマンとか、出川とか千原兄弟のお兄ちゃんみたいな旅芸人とか、ケンコバクラスの飛行機移動にこだわる芸人とかしか貯まらないと思ってる方がもしまだいたら、それは大きな間違いです。
一般ピープルでも十分、一年で20万マイルとか貯めれちゃいます。私は1ヶ月で2万マイル貯めていくペースでいけそうです。
バックパッカーがマイルを貯めたら、どういう旅をするのか、自分で楽しみです。
多分、ビジネスやファーストクラスにランクをあげるとかはしないでしょう。
質もそれほど変えずに旅の回数を増やすかな?南米とか行っちゃうかな?
これから楽しみです。一緒に楽しみたい方は、一緒にマイルを貯めて旅に出ましょう!